nejimaki-cafe’s diary

健やかで楽しい毎日*

「いつか記憶からこぼれおちるとしても」 江國 香織 著。

普通に居るような、

女子高生の日常の延長を

描いた作品です。

こちら、6作の短編で、

主人公はそれぞれ違いますが、

皆、

クラスメイトです。

(6作目だけちょっと異例)

6作が巧妙にリンクされてます。

さらさら、っと読めるんだけど、

ちょっと切なくて、

味があって、

ダークな部分も含んでる。

そんな短編集です。

 

この作品を読んだ時、

高校生の日常をこんなに

細かく描写出来る江國香織さんてすごい!と

感動しました。

「今の高校生ってこんな風なのか・・」

って、思いながら、

自分のまし高校時代を思い返し

読み進めました。

 

江國香織さんは、

10代後半から20代後半にかけて、

とても好きな作家さんでした。

江國さんの書く小説は、

いつ読んでも独特で、

描写も表現も本当に捻ってあって。

それを「日常」というカテゴリで

完結させちゃう部分が、

すごいなぁ、って、

いつも思います。

 

 

私たちの教室の窓からは、

ろくなものがみえない。

ってキャッチフレーズ、

すごく素敵です。

わたしは、

高校の頃、

毎日窓の外ばかり見ていたなぁ。。

ろくなものは見えなかったけど、

今となれば懐かしく、

愛おしい風景が、

残像となり浮かびます。