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nejimaki-cafe’s diary

健やかで楽しい毎日*

バッドエンドな恋愛小説。ー落下する夕方ー

通勤時間が少し長いので

読書をしたりして過ごしています。

 

ふと空いた時間に、

江國香織さんの「落下する夕方

を読み返してみました。

(紙の本を読んでます)

ほんと久しぶりの再読です。

 

はじめてこの本を読んだのは、

沖縄から帰ってくる飛行機の中で、

旅の終わりの寂しさと物語の切なさがリンクし、

ものすごく感情的に読んだ記憶が有ります。

今よりずっと、昔の話です。

二十歳ぐらいの時かな。


飛行機の中で読んだ本、というのは、

何故かとても記憶に残るんです。

なんでだろう。


話戻り、

落下する夕方」ですが、

何度読んでもこころが痛みます。

こんな悲しい話は無いんじゃないか。と思うくらいに。


揺るぎない。と思っていたものが揺らぎそうになる。

ってすごく怖いことだと思います。

落下する夕方」はその怖さを感じさせるから、

読んでいて苦しくなります。

 

  




江國さんの小説は、

美しいけど切なくて苦しくなるから、

自分の気持ちが整っている時じゃないと

手を伸ばしにくくて。

ある意味、

読むのに体力が要る作品が多い気がします。


「流しのしたの骨」は、

静かな幸せが漂っていて和むけど。

 

少し時間をおいて、

次は

「抱擁、あるいはライスに塩を」

を再読しようと思います。

最近の江國作品で一番好きな本です。